刀の作者や年代を調べるときは、姿や銘のほかに、古い記録や素材の情報も手がかりになります。刀そのものを見たあとに、その調べ方へも目を向ける企画展が、渋谷で開催中です。
開催中の企画展
國學院大學博物館の企画展「杉原祥造没後100年 刀剣学総論 ―学際研究が紐解く「日本刀史」―」は、2026年9月19日から11月15日までの会期です。
- 会場:國學院大學博物館 企画展示室(渋谷キャンパス 学術メディアセンター地下1階)
- 開館:10:00〜18:00(最終入館17:30)
- 休館:毎週月曜(祝日は開館)
- 入館料:無料
個人で観覧する場合、予約は要りません。関連イベントは事前申込制で定員があるため、参加を考えている方は公式ページで要項を直接確認してください。
杉原祥造という名前
展示名に掲げられた杉原祥造は、この大学の教壇で最初に刀を論じた人物として公式に紹介されています。
没後100年という節目に合わせ、本展では刀剣研究の歩みと、同大学に関わる研究者たちの足跡が取り上げられます。あわせて、理化学的な分析を含む研究成果も紹介される構成です。
学際研究とは
「学際研究」は、複数の学問分野の視点を持ち寄って調べることです。公式案内には、歴史学に加え、考古学・文化財学的な観点や、理化学的な分析を含めた研究への言及があります。
古い記録を読むことと、実際の物を調べることでは、手に入る情報も異なります。展示の説明を読むときも、その結論が何を手がかりにしているかを追ってみると、研究の進め方に目を向けられます。
解説の根拠を読む
展示を見る際は、次のような点を説明文から探してみてください。
- どの資料や作品が、判断の手がかりになっているか
- 何を比べて、年代や技術について考えているか
- 分かっていることと、まだ調べていることは何か
気になった説明があれば、資料名や用語を一つ書き留めておくと、帰ってから調べる入口になります。
公式ページには展示紹介の動画も掲載されています。訪ねる前の下調べとして目を通しておくとよいでしょう。刀を見るときの基本的な手がかりは、日本刀の楽しみ方で整理しています。
出典
会期や開館状況は変更される場合があります。来館前に公式ページでご確認ください。
情報確認日:2026年10月23日